



目次
『Logic』と『Addictive Drums 2』
『Logic』の『Drummer』とは?
まず初めにDAWソフト(作曲ソフト)『Logic』の『Drummer』について説明をします。
『Drummer』とはドラマーが生演奏したようなフレーズを作成してくれるソフトウェア音源です。『Logic』特有の機能です。
その他のドラム音源とは違い、仮想のAIドラマーが複数人います。AIドラマーにより同じ打ち込みフレーズでも音が全く異なります。またジャンルもRockからHipHopまで色々あります。
そして、自分が作成したギターやピアノのフレーズに合わせて自動でドラムフレーズを作成してくれるので、ドラムに詳しくない初心者でもリズムトラックを作成できます。
カッコいいフレーズが多いので部分的に使用したい場合、オーディオからMIDIに変換できるのでコピー&ペーストで使用できます。
ドラムキーマップの設定
『Drummer』だけでリズムトラックの作成はできるのですが、『Logic』のドラム音源は打ち込み感があり、フレーズはリアルなのに音はイマイチな感じがします。(あくまで個人的な感想ですけどね...)
そこで、前回購入したドラム音源ソフト『Addictive Drums 2』のリアルなドラムの音で『Drummer』のカッコいいフレーズを鳴らしたいと思いました。
ここで一つ問題があります。
『Logic』と『Addictive Drums 2』ではドラムキーマップが異なります。
DAWソフト(作曲ソフト)やドラム音源ソフトでは、ドラムのキックやスネアなどの音をピアノの鍵盤に当てはめています。
例えばキック(バスドラム)は「C1」、ハイハットオープンは「A#1」にように当てはめています。
当てはめるキーに違いがあると音が鳴らなかったり違う音が鳴ったりします。
ドラム音源ソフトにはドラムキーマップを一致させるために、基本的には『GM規格』というキー配列があるので、使用前にキーマップを『GM規格』へ設定する必要があります。
ドラム音源ソフトによっては、使用するDAWソフトごとにキーマップの設定ができるものもあるようです。また個人でキーマップを配信している方もいるので調べてみると良いでしょう。
『Addictive Drums 2』のドラムキーマップの表示と作成
それでは『Addictive Drums 2』を使う前にキーマップを設定してみます。
キーマップ設定には、DAWソフト側で設定する方法とドラム音源ソフト側で設定する方法の2つがあります。
今回は『Addictive Drums 2』側で設定します。
『Addictive Drums 2』を開いたら右上の「?」マークをクリックして下さい。
一番上の「Map Window...」をクリックして下さい。
左上部の「MAP PRESET」をみるとデフォルトで「AD2 Standard」になっているのが確認できます。
右の▼から「GM」を選びます。
「GM」を選ぶとキーマップの配列が変わったのがわかると思います。
配列が変わったら、この状態で「GM」をクリックし「Save」をクリックしてNameを「GM」から好きな名前に変更して下さい。僕は「GM2」としてます。名前を変更できたら「Save」をクリックして下さい。
「Save」できたら一覧の「My Maps」の▶︎をクリックすると先程作成(名前変更)したキーマップが表示されます。
この時点では「GM」の名前を変更して保存しただけなので中身のキーマップは「GM」と同じです。
設定前に『Logic』のキーマップ配列を見てみましょう。デフォルトは「GM」配列です。
次に『Addictive Drums 2』の「GM」配列を見てみましょう。
ここで『Addictive Drums 2』と『Logic』で同じGM配列でも全然違うことがわかるでしょうか?
ドラムキーマップの設定方法
さて、名前を変更して作ったキーマップの配列の設定変更をしていきます。(僕の場合は「GM2」)
変更方法としては、変更したい場所のキーを表示して、そこに当てはめたいキット(スネアやタムなど)を選んでドラッグ&ペーストするやり方が簡単です。
ここで用語が違うので参考にして下さい(あくまで僕の解釈なのでご自身で音を確認して下さい)。
ライド(エッジ)= RideShaft(シャフト)
スネア(エッジ)= Snare Shallow Hit(シャフト)
タム(エッジ) = Tom Rimshot
センター = Open Hit
以下が僕の「GM2」マップになります。
ハイタム、ハイハット、シンバルは種類があるので好みで設定して下さい。
設定できたら「Save」の「Overwrite 変更した名前」をクリックして上書き保存して下さい。
最後に、右下の「Set this as my default」をクリックして「Ok」を押してMap Windowを閉じて下さい。
『Logic』の『Drummer』フレーズを『Addictive Drums 2』で鳴らす
鳴らす手順
『Logic』を開きます。
「ファイル」→「新規」→「Drummer」→「作成」の順にクリックして下さい。
「作成」をクリックすると自動でトラックとオーディオリージョンが作成されます。
デフォルトだとAIドラマーがKyle-pop Rockとなっています。
ドラマーやビートを好みのものに設定して下さい。ビートはオーディオリージョンをダブルクリックするか左上バーのハサミマークをクリックすると表示されます。ビートはデフォルトだとHalf-pipeになっています。
事前に自分が作成したギターやピアノのフレーズに合わせたい場合は、キックとスネアの「従う」にチェックを入れて合わせたい楽器を選択して下さい。
次に、「+」ボタンを押して下さい。
「ソフトウェア音源」を選択して「作成」をクリックして新規トラックを作成して下さい。
新規トラックを作成できたら「Drum Kit」で好きなドラムを選択します。
Drum Kitのトラックが作成できたらDrummerトラックのオーディオリージョンをクリックして「Option」キーを押しながらDrum Kitのトラックへドラッグ&ペーストします。
するとオーディオリージョンがMIDIリージョンへ変換されます。
オーディオリージョンがMIDIリージョンへ変換する方法は他にもあります。
オーディオリージョン上にマウスポインタを合わせ右クリックを押すと一覧が表示されます。一覧の中の「変換」をクリックして「MIDIリージョンに変換」を選択するとMIDIリージョンへ変換されます。
もう一度、「+」ボタンを押して下さい。
「ソフトウェア音源」を選択して「作成」をクリックして新規トラックを作成してAddictive Drums 2のトラックを作成して下さい。
トラック作成手順が分からない方はこの記事を参考にして下さい。
注意ポイント
『Addictive Drums 2』のキー設定が「名前変更したもの」(僕の場合は「GM2」)になっているか再度、「?」のMap Windowから確認下さい。
作成できたらDrum KitトラックのMIDIリージョンをクリックして「Option」キーを押しながらAddictive Drums 2のトラックへドラッグ&ペーストします。
最終のトラック表示はこのようになります。
後は、Drummerトラック、Drum Kitトラック、Addictive Drums 2のトラックそれぞれの音を比較しながらキーの設定が正しいか確認して下さい。
実際にできたフレーズ
実際に設定したキーマップでの音源です。
Drummer
Addictive Drums 2
少しベロシティ(音の強弱)を変更しましたが、それ以外は『Drummer』フレーズ通りになりました♪
まとめ|『Drummer』フレーズを『Addictive Drums 2』で鳴らしてみて
今回、『Drummer』フレーズを『Addictive Drums 2』で鳴らすために『Addictive Drums 2』のドラムキーマップを変更しました。変更してみる中でリムショットやベルなどドラム専門用語を知ることができたので勉強になりました。とはいえ、DAWごとのキーマップ変更を瞬時にできるようにしてほしいなと思いました。